公式LINEとLステップ、名前は聞くけど何がどう違うのかわからない。
LINE配信ってなんだか難しそう。
この記事では、公式LINEとLステップの機能面の違い4つから、自分に合う選び方まで解説しています。
公式LINEとLステップは同じ会社のサービスではない

公式LINEとLステップは、提供している会社自体が異なる別々のサービスです。
公式LINEはLINEヤフーが提供する標準ツール
公式LINEは、LINEヤフー株式会社が提供する公式のビジネスアカウント機能です。
LINEアプリをインストールしている人なら誰でも受け取れる、標準的な配信の仕組みが備わっています。
Lステップは外部企業が提供する拡張オプション
Lステップは、公式LINEの機能を拡張するために外部企業が開発した別サービスです。
公式LINEのAPIを利用して、ステップ配信やタグ管理など、標準機能にはない機能を追加する仕組みになっています。
Lステップ単体では使えない仕組み
Lステップは、公式LINEアカウントと連携させて初めて機能します。
Lステップだけを契約しても、公式LINEアカウントを持っていなければ配信自体ができません。
公式LINEとLステップの機能面の違い4つ

主な違いは、配信方法・タグ管理・予約分析機能・料金体系の4点に集約されます。
配信方法(一斉配信 vs ステップ配信)
公式LINEは、友だち全員に同じ内容を一斉配信するのが基本です。
Lステップでは、友だち登録後の経過日数に応じて自動でメッセージを送る「ステップ配信」が使えます。
登録1日目に自己紹介、3日目に事例紹介というように、あらかじめ設計した順番でメッセージを届けられます。
タグ管理・セグメント配信の有無
公式LINEにも簡易的なタグ機能はありますが、Lステップはタグの組み合わせによる細かいセグメント配信に強みがあります。
「セミナー参加済み・個別相談未申込」といった条件を掛け合わせて、対象者だけに配信を絞り込めます。
全員に同じ内容を送るよりも反応率が上がりやすく、配信の無駄打ちを減らせる点が大きな利点です。
予約管理・分析機能の充実度
Lステップには、個別相談やセミナーの予約フォームをそのまま組み込める機能や、どの配信がどれだけ読まれてクリックされたかを見られる分析機能が用意されています。
公式LINE単体では、この水準の予約管理・分析機能は備わっていません。
個別相談の予約を別のツールと二重管理している場合、Lステップに一本化することで手間を減らせる場面もあります。
例えば予約フォームと配信システムが分かれていると、日程変更のたびに両方を手作業で更新する必要が出てきますが、一本化すればその手間自体がなくなります。
料金体系の違い
公式LINEは無料プランから始められ、配信数に応じて有料プランへ移行する仕組みです。
Lステップは公式LINEの料金に加えて、Lステップ側の月額料金が別途かかります。
両方の料金が発生する点は、比較検討の際に見落としやすいポイントです。
契約前には、公式LINE側の配信数プランとLステップ側のプランを別々に確認し、合計でいくらかかるかを必ず計算しておいてください。
「Lステップは怪しい」と感じる理由と実際のところ

Lステップという名前で検索すると「怪しい」という言葉が出てくることがありますが、サービス自体に問題があるわけではありません。
高額な導入支援を勧める代理店が目立つ背景
Lステップの構築を代行する代理店の中には、高額な導入支援パッケージを積極的に営業するところがあります。
この営業手法への警戒感が「怪しい」という印象につながっている面があります。
「今だけの割引」「今日中に決めれば特典がある」といった煽り文句とセットで案内されると、冷静に比較する時間が奪われてしまいます。
Lステップというサービス自体は多くの事業者に使われている実績のあるツールなので、営業の進め方とサービスの中身は分けて考えるようにしてください。
個人事業主が使う分には過剰投資になりやすい規模感
Lステップは本来、友だち数が多く配信を細かく作り込みたい事業者向けに設計された機能が豊富です。
個人事業主が使う場合、機能を持て余してしまい、費用対効果が見合わないまま契約を続けてしまうケースがあります。
友だち数が数十人〜数百人程度の段階で、フルセットの機能をすべて使いこなそうとすると、設定作業だけで多くの時間を取られてしまい、本来の発信活動に割く時間が減ってしまうことあります。
必要な機能だけを絞って使い始め、慣れてきたら少しずつ機能を増やしていく進め方の方が、無理なく運用を続けられます。
導入前に確認すべきポイント
導入前に、自分が使いたい機能が本当にLステップでなければ実現できないのかを確認してください。
複数の媒体を運用している場合や、できるだけ自動化したい場合、お友達数を数千人規模を目指すなら、多機能のLステップの導入がおすすめです。
公式LINEだけで十分なケース

友だち数や配信内容によっては、公式LINEの標準機能だけで十分に運用できます。
友だち数がまだ少なく配信数が少ない場合
友だち数が数百人程度で、配信頻度も月に数回程度であれば、公式LINEの無料〜低価格プランの範囲で十分にまかなえます。
無料プランでも一定数のメッセージを配信でき、友だちが増えて配信数が上限に近づいてきた段階で有料プランへの切り替えを検討すれば問題ありません。
上限が近づいてから慌てて調べるより、事前に自分の配信ペースと上限の関係を把握しておくと安心です。
一斉配信・簡単なあいさつ配信で足りる場合
新商品の案内やイベント告知など、全員に同じ内容を届けるだけの運用であれば、ステップ配信やセグメント配信といった機能を使う場面自体が少なく、公式LINEの標準機能で事足ります。
配信内容をパーソナライズする必要性が薄い段階では、無理に機能を増やさずシンプルな運用を続ける方が、管理の手間もかからず続けやすくなります。
Lステップの導入を検討した方がいいケース

逆に、配信を自動化・パーソナライズしたい場合はLステップの検討価値が出てきます。
個別相談やセミナー誘導をステップ配信で自動化したい場合
登録後に自己紹介→事例紹介→個別相談案内という流れを自動で届けたい場合、ステップ配信の仕組みが役立ちます。
一度シナリオを組んでしまえば、新しく登録した友だちにも同じ流れが自動で適用されるため、毎回手動で配信を組む手間を減らせるので、友だちが増えるほど手作業の負担を感じにくくなる仕組みです。
友だちの属性ごとに配信内容を変えたい場合
すでに個別相談を受けた人と、まだ受けていない人とで案内の内容を変えたいなど、属性ごとに配信を出し分けたいニーズがある場合は、Lステップのセグメント配信が活きてきます。
公式LINEからLステップへ移行する際の流れ

移行は、既存の公式LINEアカウントにLステップを連携させる形で進めます。
LINE公式アカウントとLステップを連携する手順
Lステップの管理画面から、既存のLINE公式アカウントの情報を入力して連携申請を行います。
連携が完了すると、Lステップの管理画面から配信やタグ設定を行えるようになります。
連携作業自体は数十分程度で完了することが多いですが、公式LINE側の設定内容によっては事前確認が必要になる場合もあるため、余裕を持ったスケジュールで進めてください。
配信を止めたくないタイミングを避け、比較的余裕のある日に作業することをおすすめします。
既存の友だちデータの引き継ぎで気をつけること
連携時、これまでの友だち登録者はそのまま引き継がれますが、過去の配信履歴やタグ付けの情報まではすべて自動で移行されるとは限りません。
連携前にどの情報が引き継がれるかを確認しておくと、移行後の認識違いを防げます。
特に手動でつけていたメモやタグは引き継がれないことがあるため、必要な情報は連携前にスプレッドシートなどへ控えておくと安心です。
個人・小規模ビジネスが後悔しない選び方

最終的な判断は、今の配信規模と、実現したいことのどちらを優先するかで決めてください。
いきなりLステップを契約する前に確認したい3つの質問
「ステップ配信は本当に必要か」「セグメント配信を使う具体的な場面はあるか」「月額費用を払い続けても回収できる見込みはあるか」の3点を自分に問いかけてみてください。
すべてに明確に答えられない場合は、契約を急ぐ必要はありません。
3つの質問に自分の言葉で答えられるようになってから契約に進むだけでも、導入後に「思っていたのと違った」と感じる可能性を大きく減らせます。
まずは公式LINE標準機能で試す選択肢
判断に迷う場合は、まず公式LINEの標準機能で運用を始め、配信内容や友だち数が増えてきた段階でLステップの導入を検討する進め方が無理がありません。
実際に運用を始めてみると、「一斉配信だけで十分だった」と感じる人もいれば、「やはりステップ配信が必要だ」と感じる人もいるため、使ってみてから判断する方が失敗が少なくなります。
最初から高機能なツールに頼らなくても、公式LINEだけで始められる工夫は十分にあります。
運用しながら足りない部分が具体的に見えてきたタイミングで拡張を検討する方が、無駄のない投資判断につながります。
まとめ:公式LINEとLステップは目的に応じて選ぼう
公式LINEとLステップは、提供元も機能も異なる別のサービスです。
配信方法・タグ管理・予約分析・料金体系の4点を比較し、自分の配信規模と目的に合う方を選んでください。
「怪しい」という印象は営業手法への警戒感によるものが大きく、サービス自体の問題ではありません。迷ったときは、まず公式LINEの標準機能で始めることをおすすめします。
今の配信規模に合った選択をすることが、無理なく長く続けられる集客導線づくりの第一歩になります。

