ブログ・メールマガジンの文章が、だらだらと続くまとまりのない文章になってしまう方へ。
読点「、」を意識して付けていますか?
読点「、」は、読みやすい文章には欠かせません!
今回は、読まれる文章に必要な、読点「、」の使い方のヒントをお伝えします。
読点「、」をマスターすれば伝わる文章が書ける
読点は、文章の意味の切れ目や、文章を読みやすくするために打つ点(、)のことを意味ます。
読点は「とうてん」と読みます。
思っていることをそのまま書いてしまうと、だらだらと一文が長くなりがちです。
そこに、読点「、」を入れることで、言い切るかたちのわかりやすい文章になります。
一文が短くなることで、パッと見にもわかりやすくなりますよ。
読点「、」は小学校で習う国語、文章作りのキホン中のキホン!
ここをマスターしていないと、小学生に伝わるようなわかりやすい言葉でお客様に伝えることはできません。
読点「、」を入れないと、誤解を招く文章になってしまうこともあるんです!
ちなみに、文章の最後につける「。」は句点、
「、」「。」をまとめてを句読点と言います。
読点「、」の使い方①主語の後ろ
主語の後ろに読点を入れると、読みやすくなります。
私は子どもと夫と一緒に過ごす時間を大切にしています。
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私は、子どもと夫と一緒に過ごす時間を大切にしています。
私、子ども、夫がごちゃっとまとまっていた文章から「私」が切り離されて主語が分かりやすくなりました。
主語が長くなるときは、通じる意味にするためにも読点が必要です。
文章を書いたことがない私でもブログが書けるようになりました。
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文章を書いたことがない私でも、ブログが書けるようになりました。
区切らないと「書いたことがない」から「書けるようになった」ことがひと繋がりになって混乱しますね。
区切ることで「書いたことがない」と「書けるようになった」が対比のようになり、わかりやすくなります。
読点「、」の使い方②単語を並べるときの区切り
複数の単語を並べるときは読点で区切るとわかりやすいです。
必要なものはパソコンとインターネットとメールアドレス
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必要なものはパソコン、インターネット、メールアドレス
似たような使い方で記号「・」もおすすめです。
パソコン・インターネット・メールアドレス
カギかっこ「」を使う方法もあります。
「パソコン」「インターネット」「メールアドレス」
カギかっこ「」を使う場合、
3つ以上の言葉が並ぶと記号ばかりの印象になるので、改行かするか読点にしましょう。
読点「、」の使い方③接続詞の後ろ
接続詞とは「つまり」「しかし」など、前の文章から、後ろの文章へ意味を繋げる言葉です。
接続詞の後ろに読点を入れると、その読点の後ろの文章が強調されます。
今は大丈夫。
しかしいつも大丈夫とは限りません。
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今は大丈夫。
しかし、いつも大丈夫とは限りません。
実践した記録がある。
だからこれだけの大きな結果に繋がります。
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実践した記録がある。
だから、これだけの大きな結果に繋がります。
見た目にも、読点が適度なスペースになりますね。
読点「、」の使い方④ひらがなや漢字の連続する場所
同じひらがなが並ぶときは、読点を入れると読みやすくなります。
早くできるととても嬉しい
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早くできると、とても嬉しい
「とと」とが並んだ部分が区切れて読みやすくなりました。
今日絶対にやるべきこと
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今日、絶対にやるべきこと
漢字が連続するところも、読点があることで漢字が離れて読みやすくなりました。
読点「、」の使い方⑤言葉の意味をわかりやすくする工夫
一文が長くなると、主語が何かが曖昧になり意味が通じにくくなります。
読点を使うことで、誰が何をしているのか、意味がわかりやすい文章になります。
私はコーヒーを飲みながらブログを書いている彼に話しかけた。
→コーヒーを飲んでいるのは私?彼?
読点がないことで、意味がわからなくなってしまっていますね。
私はコーヒーを飲みながら、ブログを書いている彼に話しかけた。
→私がコーヒーを飲んでいる
私は、コーヒーを飲みながらブログを書いている彼に話しかけた。
→彼がコーヒーを飲んでいる
コーヒーを飲んでいるのは私なのか?彼なのか?
読点の場所が変わることで意味が全く変わってきます。
一文の中に登場人物が何人も出てくるようならば、ひとつの文章をふたつに分けるなどの工夫も必要です。
改行するときの読点「、」
メールマガジンなどで頻繁に改行をするときは、読点「、」は不要です。
ごくごく普通の主婦が、
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安定収入を叶えることができる。
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安定収入を叶えることができる。
スマホやパソコンでどう見えるのか、実際に確認してみましょう。
読点は、文章のキホン!
読点や句点は、小学生の国語の授業でも「くぎり符号」として1年生から習います。
授業やテストで問題として解いたり、作文を書いたり
読点の使い方は1年生からずーっと続き、5年生で文章の作り方のまとめとして総復習します。
5年間も学び続ける、文章の超キホンなんですよね。
そんな重要な文章の超キホンも、文字書く機会が減り、メールやおしゃべりだけの生活をしているとついつい忘れてしまいがちです。
だからこそ、小学生に伝わるわかりやすい文章の基本として、今一度振り返ってみることをおすすめします。
超キホンを振り返ってみることで、なんとな〜く書いている文章に「こう書けばいいんだ!」という基準が見つかり、迷いなく書けるようになりますよ。