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堅苦しい文章を読みやすくする漢字とひらがなの使い方【ライティング基礎】

堅苦しい文章を読みやすくする漢字とひらがなの使い方【ライティング基礎】

ブログやメルマガを配信していて反応が全くないとき。

それは、あなたの書く文章が読まれていないことが原因です。

読まれる文章を書くテクニックとして、ひらがなと漢字のバランスについて教えます!

漢字ばかりだと読まれない

SNSでもウェブサイトでも、何千何万という情報が溢れる今。

待っているだけでいくつもの情報が⾶び込んできます。

その膨⼤な情報の中から、お客さまは0.数秒の⼀瞬の判断で必要な情報を選びとっています。

その0.数秒の⼀瞬の判断で
「読みにくい」「読むのが⾯倒そう」
と思われてしまうと

どんなにいい情報であってもお客さまに届きません!

例えば、下の文章はどちらが読みやすいですか?

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ぜひ遊びにきてくださいね!

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いかがでしょうか?

⽂章の内容が頭に入ってくるかどうか以前。

⽂字列の読みやすさをビジュアルで魅せることで、⾃然と頭に⼊ってくる⽂章を書くことができるんです。

漢字をひらがなにして簡単にする

⽂章中の漢字・ひらがな・カタカナのバランスは
「漢字2:ひらがな7:カタカナ1」が理想です。

よろしくお願いいたします

宜しくお願い致します

どちらが読みやすいか?

文法・文章としては、どちらも正しい日本語ですが、読みやすいかどうかでいうと「よろしくお願いいたします」の方が読みやすいです。

なぜなら、漢字が多いと文章は読みにくくなり、難しい、堅苦しいイメージになるからです。

パッと⾒た印象で、漢字が多い=難しそう、という印象になってしまうんです。

ひらがなにしたほうが読みやすい言葉

難しい、堅苦しいイメージをなくすには、漢字の割合を減らしましょう。

漢字にする必要がない言葉や、読み方が難しく、読むときにちょっと考えてしまうような漢字はひらがなのままにします。

パソコンで文章をつくていると、⾃動変換でどうしても漢字が多くなってしまいます。

意識して、漢字をひらがなに直してみてください。

ひらがなにした方が読みやすい漢字の一例

  • 有る → ある
  • 無い → ない
  • 是⾮ → ぜひ
  • 何故 → なぜ
  • 但し → ただし
  • 然し → しかし
  • 更に → さらに
  • 居る → いる
  • 従って → したがって
  • 即ち → すなわち
  • 〜し易い → 〜しやすい
  • 〜し辛い → 〜しづらい

ただし、さらに、などの接続詞はひらがなが基本です!

漢字を連続で書かないコツ

連続で漢字が続くと、四字熟語のようになり、読みづらい印象になります。

例えば

ご覧下さい→ご覧ください

ひらがなが増えると柔らかな印象になりますね。

2語以上の漢字が続かないように意識すると、自然とひらがな率が上がり、小学生にも伝わるわかりやすい文章にもなります。

連続で漢字を続けないためには

  • 連続する漢字のどちらかをひらがなにする
  • 漢字と漢字の間にひらがなを入れる
  • 漢字と漢字を読点「、」で区切る
  • 言い換えて、漢字をひらがなにする

という方法があります。

ひとつづつ解説していきますね。

連続する漢字のどちらかをひらがなにする例

言葉を並べたときに、漢字が連続してしまうときは後ろにある漢字をひらがなにします。

拝見致します → 拝見いたします
女性達 → 女性たち

○○達、〇〇等、はよく使う表現なので、意識してひらがなにできるといいですね。

漢字と漢字の間にひらがなを入れる例

冒頭に時系列を表す言葉を入れるときに多いのが、このパターンです。

日程調整します → 日程を調整します
今月目標達成しました → 今月も目標を達成しました

今日、今月、漢字の表現としては簡単な意味なので見落としがちですが、2語だけでなく3語が続く場合はさすがに連続で読みにくくなります。

区切った方がよりすっきり読みやすくなりますね。

漢字と漢字を読点「、」で区切る例

こちらも時系列の言葉で多いパターンです。

今日絶対やりたいこと → 今日、絶対やりたいこと
現在募集中の個別相談 → 現在、募集中の個別相談

どちらでも意味は通じますが、見た目は区切った方が見やすいですね。

漢字の並びが5文字以上になるときが、区切るべき目安になります。

言い換えて漢字をひらがなにする例

言葉を変えたり、並び替えたりして漢字の連続を防ぐ方法です。

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講座受講生〇〇さん → 講座を受講している〇〇さん

話す言葉として早口言葉っぽくなっていると感じたら、見直してみましょう。

気配りと工夫が読みやすい文章になる

ちょっとした工夫ですが、ひらがな率を高めることで、注目して欲しい単語に目がいくようになります。

お客様の層や年代によって、日常的に使う漢字も変わってくるので、ぜひ研究してみてください。

毎日のブログやメルマガでここまでチェックできないよ〜という方は、ブログ冒頭の文章や、自己紹介テキストなど、まずは1箇所から見直してみることをおすすめします。

少しづつ、少しづつでも細やかな気配りと工夫を積み重ねることで、自然と読みやすい文章が書けるようになりますよ!

オンライン集客のキホンは文章を書くこと。

日常的な業務で気配りと工夫ができるようになると、zoomや対面でお客様と出会ったときにも、その気配りと工夫を生かすことができますよ。

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