感じたことを言葉にできない、うまく伝えられない。
「〜だと思いました」という小学生のような感想しか言えない。
そんな私が、人から論理的だと言われるほどに考えられるようになった、メモの取り方をご紹介します。
自分の考えを言葉にできない
突然のスピーチや講義の機会に、しどろもどろになってしまい、自分でも言いたいことがわからない!
感想を聞かれても「〜だと思いました」という、小学生の作文のようなことしか答えられなかった私。
感じたことや自分の考えを言葉にできない、わかりやすく順序立てることもできない。
そう思い悩んでいた私は、まず、考えていることを書き出すことをやってみました。
が、全く言葉にできない!
文字にできたこともフンワリとした言葉が多く、文字に起こせないこともありました。
文字に起こせない、つまり、考えていることを言葉にできていないので、そりゃあスピーチもできない!と痛感…。
逆に、言葉にできればスムーズにスピーチや発表もできるのでは?と考えました。
日常的に、考えていることを言葉にできるようになれば、突然スピーチを振られても大丈夫になるはず!
自分の考えを言葉にする、その前に、言葉にできている人を参考にしよう!
ということで、人のスピーチや、聞いたことを言葉にする、文字に起こすことを始めました。
書き起こすことではじめてわかること
書き起こしてみてはじめて、セミナーや講義を聞くだけでは内容を聞き流してしまっていると気づきました。
重要なポイントはメモしてあっても、なぜ重要なのかはメモしていなかったり、とても素敵なフレーズがあったのにメモしていなかったり…。
書き起こすことで、セミナー全体の流れも見えてきました。
最初は一度聞いただけでは書き起こすことができず、録画した画像や音声をもう一度繰り返し視聴して書き起こしていました。
時間はかかりましたが、やる前よりも格段に聞いた内容を学び実践に生かすペースが早くなりました。
ただのタスクになっていたことが、なぜやるのか?まで深く理解ができるようになったからです。
書き起こしを続けるための工夫
書き起こしをはじめて理解度が上がり、行動スピードが早くなった私ですが、書き起こしの時間は1日の大きな部分を占めていました。
1時間のセミナーに参加したら…
- セミナー1時間
- 書き起こし1時間
- まとめに30分
と、セミナーの2倍以上の時間がかかっていました。
そこで、書き起こしはリアルタイムで完結させる!と決めて、話されていることを一字一句漏らすまいと集中するようにしました。
オンラインセミナーでは、セミナー画面の横にテキストエディタをくっつけて多少の誤字脱字は気にせずどんどん書く。
これを徹底したことで、書き起こしがセミナー中に終わるようになりました!
書き起こすことで変わった思考
書き起こしをし始めて1週間ほど経つと、思考の変化がありました。
書き起こしたセミナーの内容から、自分が感じたことなどのメモを書いていたのですが、そこで自分の考えていることがどんどん出てくるようになりました。
書き起こす=文字にする、言葉にすることが習慣になったことで、自分の考えも少しづつ言葉にできるようになってきたんです。
セミナーでこういうことが話されていた
↓
自分はこう感じた、だからこうしよう
という考えが言葉で表せるようになったことで、「〜だと思った」というフワフワした感情で終わらせず理由を言葉にできるようになったんです。
書き起こしで変わった言葉と行動
セミナーで感想や発言をするとき、書き起こしをしていることでそれまでの話の流れを俯瞰でき、そこから自分の意見を言えるようになりました。
書き起こしする前は、セミナーに参加しても聞いているようで聞いていない状態だったので、自分の発言が合っているのかわからずなかなか発言できず…。
ただ聞いているだけの状態でした。
それが、セミナー中の書き起こしから自分の考えもメモできるようになったことで、発言する自信が持てるようになり、前向きな参加スタンスに変わりました!
ただいい話聞いたな〜で終わっていた話から
自分はこうする!なぜならこうだから!と、言葉と行動にできるようになったんです。
自分の考えを言葉にできるようになるって、物凄い武器です。
ビジネスや技術習得には、先ゆく人を真似ること、コツコツ続けることが大切だということを身に染みて実感しました。
ぜひあなたも、今言葉にできない行動できないお悩みがあるなら、できている人の言葉を書き起こしてみてください。
自分との違い、気づきがありますよ。