お客さまに自分の専門知識を伝えたいのに、専門用語が多すぎたり、説明が長くなってしまったり…
自己紹介しても興味を持ってもらえないとお悩みのあなたへ。
伝えたい相手の「知識レベル」を見極めることで、わかりやすく伝わる言葉を探せますよ!
自己紹介フレーズ作りに役立つ伝えるポイントと、伝わる言葉を探すための「知識レベル」についてじっくり解説していきます。
まずは伝えるポイントを絞る
伝わる言葉以前に、自己紹介で多いのが
「伝えたいことがありすぎること」
自己紹介で伝えるポイントはひとつだけに絞ります。
あれこれ聞いても、お客さまの頭には1つ、余程多くても2つ程度しか印象に残りません。
一番伝えたいことと、その伝えたいことの理由や根拠をセットにするのがおすすめです。
一瞬で心を掴むキャッチフレーズか、魅力的な肩書きがひとつあれば大丈夫!
伝わる言葉が見つかる、知識レベルとは?
相手に伝わらない、話が長くなってしまう、難しい言葉ばかり使ってしまうのは
相手の「知識レベル」を把握していないから。
「知識レベル」とは、どんな言葉をどのくらい知っているのか?という基準のことです。
知識レベルが高ければ、難しい言葉でもわかります。
専門家として、お客さまに教えるビジネスをしている方は、知識レベルが高いので、専門用語も理解できて使いこなせます。
しかし、専門家ではない、一般のお客様の知識レベルは専門家の知識レベルとは違います。
専門用語は聞いたことがないですし、理解度も経験したことも、専門家に比べると少ないです。
お客様の知識レベルと、専門家の知識レベルには、大きな差があるのです。
その知識レベルの差が、どのくらいあるのかを把握していないと…
難しい言葉ばかりになってしまったり不自然に説明が多くなってしまいます。
お客様の知識レベルがわかっていて、自分の知識レベルとの差がわかれば
どの言葉を使ったらいいか、どう説明したらいいのかが見えてきます。
では、早速
知識レベルの把握の仕方をお伝えします!
相手が理解している言葉、知らない言葉を書き出す
まずは、自己紹介やビジネスのテーマとなる単語を書き出します。
書き出したら、お客様の知識レベルを考えながら、3つに分けていきます
1.理解していること
聞いたことがあり、実践したことがあることをここに分類します。
基本はここに分類された言葉を使って、自己紹介、日々のブログやSNSの発信をしていきます。
特に自己紹介では、理解できない言葉が入ると最後まで聞こうとする気持ちがなくなってしまうので、ここに分類された言葉をわかっておくことがまず大切!
キャッチーな掴みのフレーズも、理解できない単語の羅列では心に響きません。
理解している単語の組み合わせになっているか?チェックです!
2.聞いたことはあるけれど、実践したことはないこと
ここに分類された言葉は補足が必要です。
実践したことで得られるメリットや、実はこういう捉え方がる、という新しい視点を提案できるポイントです。
実践していないからこそ、固定概念や憧れ、苦手意識を持っているところ。
理解している言葉と組み合わせて心を動かすフレーズを作るヒントがあります。
3.聞いたことがない言葉
ここに分類された言葉は、伝えても心が動かないどころか、難しい、聞きたくない、という印象になります。
自己紹介に聞いたことがない言葉を入れていると…
そもそもの言葉の意味から説明しなければならなくなり、文章が長〜くなります。
それでも、聞いたことがない言葉や専門用語をどうしても入れたい時は、例えや具体例から先に伝えるといいですよ。
言葉を3つに分類すると、知識レベルが把握でき、相手の知識レベルに応じた言葉選びができるようになります。
知識レベルを確かめるテスト
自分の頭の中で、相手をイメージしているばかりでは、本当に理解している言葉なのかはわかりません。
お客様やペルソナ設定に近い人へ実際にフレーズを使ってみて、反応をチェックしてみましょう。
伝わると思っていたことが伝わらない、ということがよくあります!
周りにお客様やペルソナがいないという方は、SNSなどで自己紹介や交流をするときに、フレーズを使ってテストです!
知識レベルから自己紹介フレーズをブラッシュアップした事例
過去佐竹の自己紹介では「ペルソナ」という単語が使われていました。
ペルソナとは、理想のお客様像のことです。
ペルソナという単語を使った自己紹介で、2週間ほどSNS投稿をしていたのですが、ある日
「ペルソナってなんですか?」
と、お客様からメッセンジャーで聞かれました。
これは、知識レベルを見誤っていた!とすぐにフレーズを変更しました。
フレーズ変更後、お問い合わせは来ていません。
他にも、反応がなかった単語を削ったり、反応があった単語を自己紹介冒頭に持ってきたり…
SNSで自己紹介フレーズをテストして、改善点が多く見つかりました。
必要なことはお客様が教えてくれる
PCの前で、ああでもない、こうでもない…
頭を悩ませてただ言葉を入れ替えて並び替えるような思考法では、お客様に伝わるフレーズは見つかりません。
悩んだら、自分のイメージするお客様像を思い出して、知識レベルを見直してみましょう。
すでにお客様がいる方は、お客様からのメールや、これまでいただいた質問を思い出しててください。
ポイントとなる単語やフレーズが見つかります。
自己紹介が伝わるようになると、
zoomなどオンラインであってもお客様は前のめりになり、うなずいてくれます。
お客様の心を掴んだ手応えを実感できる、素敵な自己紹介フレーズを探し出しましょう!